【脱線】MacPro Early2008をゲット 生成AIへの道3 カオス

【脱線】MacPro Early2008をゲット 生成AIへの道3 カオス

えーっと、MacPro2006でのStable Diffusionの結果が芳しく無いので、MacPro Early2008をヤフオクにて3500円で落札、届きました。MacPro2006がPCIe Ver1.1なのに対して、MacPro2008はPCIe Ver2.0なので倍速のスピードアップが期待できるのだん♪荷姿はこんな感じ、丁寧な梱包でいい感じ。

背面撮影、??? グラボなしだと思っていたら、グラボを含め何やらボードがいっぱい挿さってる!!!

Geforce 8800GTらしきボード、これはMacPro Early2008標準ね

AJA社のKONA3という画像編集ボード、ただし対応OSはYosemiteまでらしい

あとは、ATTO社のファイバーチャンネルボード(Celerity Fibre Channel HBAs)、ファイバーチャンネル対応ストレージを持っていないので活用できないかな・・・

さて、こいつに、OCLPを利用してMontereyを入れていきますよぉ〜
〇踏み台にするため、Early2008のインストール上限であるElCapitanを付属してきた500GBHDDにインスコ
〇ElCapitan上で、OpenCore Legacy Patcher1.1.0を実行、NVIDIAのGPUでブートピッカーが表示されるオプションにチェックを入れ、EFIにブートピッカーをインストールし再起動
〇Monterey 12.6.1のUSBインストーラーをOCLPのブートピッカーから選択し起動 => 起動せず。仕方ないので、Big Sur 11.7.6のUSBインストーラーを起動、こちらは動いた!
〇Big Sur 11.7.6からMonterey 12.7.1をダウンロードし、インストール。こちらは正常に動作、以下の写真

〇インスコ完了

※Monterey 12.6.1のUSBインストーラはMacBookPro Early2013では動作したが、MacProEarly2008ではダメじゃった。

次に、Windows10をいれますよぉ~
22H2のISOイメージをDVD-DLに焼いてインスコしようとしたら、画面にエラーが出てダメ、仕方ないので、手元にあった32BitEFI起動対応した21H1 for MacPro2006のDVDで512GBSSDへインストールを試みた・・・・・、この時点でグラボは8800GTのまま。画面左上にアンダースコアが表示されたまま1分経過・・・・、我慢できず電源OFF

ひょっとして、32BitEFI対応のせい?と思い、21H1未改造のDVDで起動、画面左上にアンダースコア、1分経過・・・・・、我慢できず電源OFF

やけくそで、MacPro2006に512GBSSDを接続、32BitEFI対応21H1のDVDで起動、画面左上にアンダースコア、1分経過・・・・・、少し待ってみよう!2分経過・・・・、起動した。とりあえずインストーラが起動したので、このままSSDにWindows10をセットアップ。成功!!

Windows10が入った512GBSSDをEarly2008へ移植。起動成功!!今思えば、Early2008 with 21h1のDVDでも2分待っていたらインストーラ起動できたのかも・・・

さて本題、グラボを8800GTからRTX3050に換装します。スロット1にRTX3050を挿して、電源ON・・・・画面来ない

この玄人志向のボード(PCIe4.0 x8)とPCIe2.0 x16のスロットに相性問題があるのかな?せっかくEarly2008買ったのにぃ

仕方ないので、スロット1にGTX970(PCIe3.0 x16)を挿して(写真の下の子)、電源ON、こっちは認識して、画面がきた。そのままStable Diffusionをインスコ、512×512の画像を生成するのに2分10秒かかった。

MacPro2006の場合、PCIe1.1 x1(2.5Gbps)のスロットに挿したGTX970で512×512生成に13分かかったので、1/6の時間で終了したことになる。まぁ今回はEarly2008のPCIe2.0 x16(80Gbps)スロットに挿しているので速くなるのは当然であるが・・・・、理論上32倍速出ても良いのだが、6倍速で終了。結果から想像するにEarly 2008のPCIeがPCIe1.1 x16(40Gbps)動作しているのかもしれない。

んで、GPU-Zを使って調べてみました。
まず、Early2008標準のGeforce 8800GT(PCIe2.0 x16)時の結果、ちゃんとPCIe2.0 x16を認識して動いているようだ

次に、GTX970(PCIe3.0 x16)の結果、デバイスドライバが組み込まれる前、ボード自体はPCIe3.0 x16とわかっているようだが・・・

デバドラ組み込み後は、PCIe1.1 x16動作(40Gbps)になっているようだ。

GTX970をPCIe1.1 x1(2.5Gbps)に挿した時の512×512の生成時間が13分、今回のPCIe1.1 x16(40Gbps)動作の時が2分10秒なので、16倍速とまではいかないが、6倍速というのもまぁ納得できる。ところで、なぜ?PCIe3.0x16のボードがPCIe1.1×16動作になってしまうかということだが、どうやらMac ProのPCIe互換性判定に問題があるらしく、拡張ボードがきっちりPCIe2.0対応の物でないとPCIe1.1動作になってしまうらしい。PCIe3.0はその判定に引っ掛かってPCIe1.1動作になってしまうらしい。Mojaveに付属?のファームウェアアップデートを行うと、PCIe互換性判断が改善されPCIe3.0の拡張ボードはPCIe2.0動作するらしいのだが、MacProで公式にMojave対応なのは2010モデルから、むりやりファーム更新しても2009モデルからなので、Early2008は無き寝入りということになるかな・・・・

今回、RTX3050スピードアップ目的でMacProEarly2008を購入したが、まさかの相性問題でRTX3050の動作確認ができなかった。仕方ないのでそのうちPCIe4.0x16のRTX3060かPCIe3.0x16のRTX2070SUPERぐらいを購入しようかしらん。ただし、これらもほぼほぼPCIe1.1×16動作すると思われる。RTX3050にしろ、GTX970にしろMacにこだわらずWindows10マシンの中古を探した方が良い?