PowerBookG4 12inch (A1010)をメンテナンス

PowerBookG4 12inch (A1010)をメンテナンス

久々に、PowerBookG4 12inchの電源を入れたら、ジャーンと音がした後、りんごマークが出ない。嘘でしょ?心新たに、optionキーを押したまま起動すると、Bootドライブが全く表示されない。

HDDの故障か?と思いHDDを外す。右側が取り外したシーゲートの80GByte(Momenlus 5400.3)。アップルマークの印刷が無いのでそもそも純正品ではなさそう。そう言えば、本機を中古で購入したときに、たまに電源が入らないというエクスキューズ付きだった。手元に届いた時から立ち上がらなくなる症状は出ていなかったので気にしていなかったが、「立ち上がらない=HDDが認識できなくなる」ということだったんだろう。とりあえず左側に写っているFujitsuの100GByte(MHV2100AT PL)に置き換えてみた。因みに、取り外したMomenlus 5400.3はDOS/Vのノートでフォーマットできたので生きていました。

本体をせっせとバラす、まずF1、F2、F11、F12キーを外す

メモリを外す

メモリスロットの上方にキーボードを止めている黒いネジがあるので、それも忘れずに外しておこう。

キーボード外す

天板上面を外す

Fujitsuに入れ替え、電源を入れたが、デジャヴ

ひょっとして、HDDの消費電力か容量が関係しているのか?と考え、Hitachiの30GByte(DK23DA-30F)に置き換えることにした。そもそも、A1010のHDD容量は40GByteもしくは60GByteである。80GByteやら100GByteは容量が大きすぎたか?

今度は行けそう、喜び勇んで、外付け光学ドライブから10.5をインスト

インストール完了!、何回も電源ON/OFFしたが、HDDを認識できずに起動できない現象は発生しなかった。

因みに、HDDのSpinupに必要な電流値を調べると、Hitachiが一番低い。経年でレギュレータでも腐って、電流を食うHDDからは起動できなくなったか?

Hitachi DK23DA-30F(0.9A)
Fujitsu MHV2100AT(1.1A)
Seagate Momentus 5400.3(1.2A)

今回のA1010のHDD事件から推測するに、A1052でIC焼損の理由はひょっとして、

消費電力が高いHDDを接続 -> IC焼損 -> 起動しなくなる -> HDDをフレキごと除去 -> オークション

あくまでも推測である。