MZ-8352A(AX286L)をゲット
- 2021.10.12
- MZ-8352A
ほぼLAST OF MZ!MZ-8352Aをゲットした。この型番の後に386SLを搭載したものMZ-8676Aや、80386搭載のMZ-8706Aもあるので、厳密に言えばラストでは無いが…WikiさんによるとMZはこの8000シリーズで終了する。Sharpはこのあとは純粋なPC/AT互換機に移行していくことになる。さて、この子は英語モードではPC/AT互換機の動作をするが、正確にはAX規格の機械。アスキーとマイクロソフトが日本国内でNECのPC-98一強体制を崩すために考えた、日本語フォントをROMで持たせた規格である。まぁPC/AT+DOS/Vに負けてしまう短命規格ではあるが、MZとついているので以前から触ってみたかった。商品名はAX286Lね・・・
素敵なMZ型番
こちら側にはISAスロットらしきものが、カタログには16ビットバス、ハーフサイズスロットとある。
こちら側には、ボリューム、液晶表示反転スイッチ、モニタ出力切り替えスイッチが並ぶ
背面は、9pinの232C、25pinパラレルポート、9pinのディスプレイポートが並ぶ
この子は、JPモードMS-DOSで起動すると640×480解像度、USモードMS-DOSで起動すると640×350(EGA)になるらしい。とりあえずJPモードのディスクで起動。バージョンは3.21である。FEPはVJE-β
これだけではつまらんので、VZを起動してみる。本来であれば、AX用のものを起動すべきだが、手元にはPC/AT用しかないので、無理矢理、『VZIBM』を起動する。
おお!動くぞ!
普通にテキストが打てる!テキスト入力機としては使えそう。
さて今後だが、ATOKとか、WX2とか入れてみようかな。とか、ISAバスがあるからIDEを増設してみようかなとか、夢はふくらむ
でも、拡張メモリは売ってないだろうなぁ〜
あ、あとBIOSで1999年以降が設定できないという2000年問題をはらんでおります。
SHARPのCOCORO BOOKSで過去製品のカタログが無料ダウンロードできて、その中にAX286Lそのものがあったのでスペックを抜粋、ちなみに謳い文句は『世界標準AXラップトップ。』だそうな
CPU:80286(10MHz)
コプロ:80287(オプション)
IPL,BIOS:64KB
漢字ROM:JIS第1/2水準(16×16ドット)
システムRAM:640KB(最大2.6MB)
ビデオRAM:256KB
表示パネル:ダブルスーパーツイストLCD
カレンダー/クロック:HD146818AP
フロッピー:3.5″FDD(1.44MB/720KB)x2基
HDD:なし
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