Mr.マイツール LXⅡc40をメンテナンス

Mr.マイツール LXⅡc40をメンテナンス

B16LX用のシステムディスクを作成するために、兄弟機のMr.マイツール LXⅡc40を触っていたら、背面にある主電源スイッチをONにしても電源が入らない現象が発生した。はい、バラします。

まず、キーボードを外す。

液晶ユニットを持ち上げると、HDDとFDDが露出

HDDとFDDは金属トレーに固定されているので、金属トレーごと取り外す。そうすると、マザーと電源ユニットが露出

電源ユニットを外す


お約束の電解コンデンサーを観察
電解コンデンサーはハンダと接着剤で基板に固定されている。



なんか、DC側(二次側)に搭載されている日本ケミコン製のコンデンサー4個の足元の接着剤が妙に黄色く変色している。
そのほかのRubycon製電解コンデンサーの足元の接着剤の色はどちらかというと透明に近い。
おそらく、日本ケミコン製のコンデンサーが液漏れしている。電源が入らないのもこのせいか?
カスタムな容量のものは標準容量で置き換えることにする。
10v 820uF -> 10v 1000uF
10v 2700uF -> 10v 2200uF
50v 330uF -> 50v 330uF
25v 1500uF -> 35v 2200uF
こちらが、置き換える前

こっちが置き換えた後

逆手順で取り付け、さて電源ON! おおー、一発で起動。やはり立ち上がらなくなる現象は電源のせいだったか!

しかし、バックライトが異常に明るい現象は解決せず。おそらく、バックライトのインバーター回路の電解コンデンサーも容量抜けしていると思われる。ゴールは遠い・・・