FMR-50NB2をメンテナンス2

FMR-50NB2をメンテナンス2

前回、インバータ基板上にある電解コンデンサーが全部液漏れしているにも関わらず、そのまま使っていたらバックライトが点かなくなったFMR-50NB2を再びメンテナンスしてゆく。

今回は、インバータ基板に搭載されている面実装の電解コンデンサーの代替えを千石電商で通販

33uF 25V 4個
47uF 16V 2個
100uF 6V 1個 但し、6V品が無かったので16Vにした

で、載せ替え、電解コンデンサーの足は電解液のせいか、緑色を吹いている。パターンを形成している銅が弱っている可能性もあったが、無理やり剥がしてゆく。予想通り7個のコンデンサーの足14か所のうち12か所でパターンを剥がしてしまった。基板の基材がガラエポではなくセラミックベースなのも剝がれやすくなった一因か?どちらにしろ、パターン修復と同時に電解コンデンサーの載せ替えを実施。47uFの部分はパターン剥げがひどく、急遽、面実装品からリード品に変更してリードを使って剥がれたパターンを代用することにした。

さて、載せ替えも終わったので、導通チェックを行いいよいよ通電。ん~ダメだ映らん

もう一度、インバータ基板にアクセスし、再度導通チェック、写真左上のコンデンサのグランドが取れていないこと判明、パターンを再建する。また、写真中央の100uFの+側もパターン剥がれの影響でハンダがノリが悪いので、絶縁のためにコンデンサーの下にカプトンテープを敷きコンデンサの足を端子に直接ハンダ付けした。

本体を一部開けたまま電源ON! おおー一瞬バックライト点灯、10秒ほどで消えた。ひょっとして、冷陰極管にも問題あり?もともと暗かったし。

今後は、バックライトのLED化も視野に検討していきまする。